【白根そよ風の杜】科学的根拠に基づいた自立支援介護。みんながイキイキ過ごす「もうひとつの我が家」

勇樹会コラム

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【白根そよ風の杜】科学的根拠に基づいた自立支援介護。みんながイキイキ過ごす「もうひとつの我が家」

勇樹会が運営する施設や取り組みをお伝えする連載『勇樹会コラム』。
第1回は、新潟市南区にある白根そよ風の杜をご紹介します。

施設の詳しい紹介はこちら

白根そよ風の杜は、特別養護老人ホームとショートステイ、デイサービスが集まる複合施設。
すべてに共通する大きな柱は『自立支援介護』です。
これはお客様一人ひとりが元気で自分らしく、幸せに過ごすことができるよう、科学的根拠に基づいて専門性をもったケアを実践することを意味します。

「水分摂取」「運動」「常食摂取」「自然排便」の4つのケアを重視

この4つのケアをしっかりと行うことで、覚醒水準が上がり、認知機能の改善が図られ、認知症周辺症状の消失や夜間の良眠ができるようになり、人間らしく、そして自分らしい生活が入所施設においても可能になります。

施設内には介護職員に加え、生活相談員、介護支援専門員、看護師、管理栄養士、セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・柔道整復師等)など多分野の専門家がいます。

食事はすべて施設内の調理室で作られています
特製のゼリーは、水分補給ができ、お通じもよくなると好評です。


それぞれの専門家や全職種が連携を図り、お客様の生活に複合的にアプローチを行うことを大切にしています。

感染症対策も万全です

昨今、みなさんが心配されているのが高齢者施設での感染症対策ですよね。

実は白根そよ風の杜は、開設以来インフルエンザの集団感染を一度も出したことがありません。
これは、施設内や送迎車の消毒の徹底も理由ですが、

「お客様が元気よく施設に通われること、職員が積極的に声掛けすることでコミュニケーションが増え、結果的にお客様の免疫が高まっていることも大きいと思います」

と職員さんがお話ししてくれました。

お客様に対して、施設の職員の声掛けが多いのが印象的です。


「施設に行くようになってから、たくさん歩くようになった」
「笑顔が増え、穏やかになった」
「家でもよく眠れるようになった」


という声はお客様のご家族からたくさんいただきます。

職員の関わり方ひとつで、お年寄りの問題も改善されますし、お客様が充実した時間を過ごすことは、家族との絆を深めることにもつながるのです。

車いすから歩行器になり、杖になる。ご本人と職員が意識することで問題は改善されていきます

ご本人の問題も各担当が一緒に考えます
いくつになっても生活することは、生きること。
それには目標が大切です。

集団レクリエーションで楽しく過ごすデイサービスセンター

白根そよ風の杜の1階は、デイサービスとショートステイです。
ちなみに「デイサービスとショートステイって何が違うの?」
という方も多いと思います。

デイサービスは、要介護認定を受けた方が、自宅生活を続けていけるように、身体機能の維持・向上を目指し、機能訓練をしたり、他者との交流を通して社会的孤立感の解消や認知症予防を図るところ。
利用は日中のみで、日帰りです。

お客様が輪になって、にぎやかにレクリエーションを楽しんでいます。
この日は、風船玉入れゲーム。
かごをめがけて風船を投げます。

「〇〇さん、がんばってー!」など、大きな声援が飛び交います

また、同じスペース内に様々なリハビリ機器が置いてあります。

施設内には機能訓練指導員がいて、リハビリや体操、運動を指導しています。
それぞれが無理なく、生活環境に合った動きをし、それを自宅でもできるように教えてくれます。

日常的生活動作を大切にするショートステイ

一方、ショートステイとは、短期的に施設に入所し介護・支援が受けられるサービスです。
一時的に在宅介護が難しくなった場合の強い味方です。

入口では大きなクジャクの作品がお出迎え。
他にも施設内には書道など様々な作品が飾ってありますが、これはお客様が作ったもの。
自分の得意なことが発表できる場所でもあるのです。

「上手だね」
「きれいだね」
と褒められるのはやっぱりいくつになってもうれしいですよね。

ショートステイは定員10名。全個室のユニットです

テーブルを囲み、タオルをたたむお客様がいらっしゃいます。
これは施設内で使った洗濯済みのタオルを、次に使いやすいようにたたむ作業。
取り込んだ洗濯物をたたんで片づける、どこの家庭でも見られる光景です。
勇樹会が大切にしているのはこのような日常的生活動作。
家事などの身の回りのことを積極的にすることによって、様々な身体機能が回復するのです。

特別養護老人ホーム
~自立支援介護(科学的介護)特化型~

そのような光景は、2・3階にある、特別養護老人ホームでも見られます。

早い早い、あっというまに赤紫蘇の葉をむいてくれます

施設内のキッチンではお客様が赤紫蘇の葉をむいています。
夏の日本の家庭でよく見られた光景ですよね。

これは自家製のシソジュースになります。

ちなみに、特別養護老人ホームとは、在宅での生活が困難になった要介護3以上(特例の要介護1・2)の高齢者が入居でき、原則として終身に渡って介護が受けられる施設です。
勇樹会の特別養護老人ホームでは、お客様が幸せで生きがいを見つけられるような生活が送れるよう、生活の質・ADL(日常生活動作)を維持ではなく、段階的にアップできるようケアしていきます。

お隣がにぎやかになってきました。
ロビーでは月に1回開催されている『そよカフェ』がオープン。
職員が店員になり、お客様をおもてなしする喫茶店です。

自家製のおやつや飲み物を食べながら、おしゃべりをします。あ、さっきの紫蘇ジュース!
そよカフェにはカラオケも登場!

施設内にいても、外出をするような場面を作ることで、生活にメリハリをつけていただきます。
みんな一緒にたこ焼きやピザを作ることもあるんですよ。

ロビーに置かれた冷蔵庫。水分が補給できるようにしてあります

介護に関する相談は、居宅支援介護におまかせください

また、1階に戻ると居宅介護支援事業所があります。
ここでは、自宅での介護や生活での困りごとに対し、専属の介護支援専門員(ケアマネジャー)がご相談に応じます。

頼りになるケアマネージャーのみなさん

要介護認定をお受けしていない方もお気軽にご相談ください。
ご相談に関しての費用は一切かかりません。

また、介護保険制度以外の各種サービスのご相談やご紹介もします。

「もう一つの我が家」を目指して

白根そよ風の杜の主役はお客様です。
職員はお客様を、おひとりの生活者として支援し、ご本人にとって楽しみ喜びながら過ごせる暮らしの場であることを大切にしています。

白根そよ風の杜は、お客様にとって「もう一つの我が家」でありたいと、職員一同が心がけています。

取材時にいただいた紫蘇ジュースがとってもおいしかったです!